始業式に次のようなお話をさせていただきました。
1学期の終業式で、私は皆さんに「8月は蓄える時期」という話をしました。この夏、学習や部活動、ボランティア活動などに取り組み、学力や体力、そして心の栄養を十分に蓄えることができたでしょうか。2学期は、その蓄えたものを力に変え、大きく成長してほしいと願っています。すでに、夏休み中の努力が実を結び、県大会や全国大会で素晴らしい成績を収めた人もいます。このような仲間の活躍を励みにしながら、自分自身の目標達成に向けて、一歩ずつ努力を積み重ねてください。
さて、この夏休み中には、熊本で地震が発生し、千葉では豪雨による被害がありました。被災された方々の中には、これまで当たり前だった生活を失い、不自由な暮らしを余儀なくされている方もおられます。今、私たちは学校で学び、仲間と語り合い、部活動や学校行事に取り組めていますが、これは決して当たり前のことではありません。だからこそ、この1日1日を大切にしてください。今日も、石川・富山に大雨特別警報が発表されています。日頃から、身を守る行動について意識しておいてください。
そして、2学期は体育祭や文化祭をはじめとするさまざまな行事があります。苦手なことや気が進まないこと、大変な役割もあるでしょう。しかし、どう捉えるかで、全く違ったものになります。このような話があります。目の前に長い坂道があります。ある人は「しんどい、嫌だな」と不満を言いながら登りました。ある人は「この坂を登れば体力がつく」と考えながら登りました。また、ある人は「頂上ではきっとよい景色が見られる」と思って登りました。坂道の長さは変わらず、同じ坂道を登ります。しかし、この3人が坂道を登り切った時に得られるものや感じる達成感は大きく違うはずです。学校生活においても、どうせ取り組むのであれば、「しんどい、嫌だ」というのではなく、「これは自分を成長させるもの」「これを乗り切れば新しいものが見えてくる」という気持ちで前向きに取り組んでほしいと思います。
最後に、3年次生の皆さん。この2学期は進路実現に向けた重要な時期です。いよいよ本番を迎えます。これまで蓄えてきた力を信じ、準備をしっかりと行い、最後まであきらめず努力を続けてください。2年次生の皆さん。今やるべきことを見つけてしっかり取り組んでください。2学期の終わりに、一人一人が「挑戦してよかった」「成長できた」と実感できることを期待して、式辞といたします。
終業式に、次のようなお話をさせていただきました。
今日で1学期が終わります。1学期は69日あったのですが、振り返ってみて、皆さんの1学期はどうでしたか。
年始めはあっという間に過ぎることを表す言葉として、「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る」があります。
では、1学期の年度始めである4月から7月はどんな言葉で表せるか、少し考えてみました。
「4月は出会う」です。
新クラスで、新しい担任や授業担当の先生に出会ったり、八幡浜高校や工業の生徒さんと部活動等で一緒に練習したりと、新しい人や環境に出会い、緊張感のある1か月間だったのではないでしょうか。
「5月は伸びる」です。
新しい環境にも慣れた頃に中間考査があり、部活動では、練習を積み重ねた時期です。校歌の3番に「若き力の伸びゆくところ」という歌詞がありますが、まさに学力や技術力、精神力など、さまざまな力が伸びた時期だったのではないでしょうか。
「6月は耐える」です。
今年度から地区予選がなくなった県総体では、追い込まれても相手にも自分にも負けないように耐え抜き結果を手にしたり、思うような成績が出ず落ち込んだりしながらも、くさることなく明日からまた頑張ろうと気持ちを切り替えたり、また、梅雨に入りじめじめとした環境の中、玄関前の朝清掃、介護や農業実習、放課後補習に粘り強く取り組んだりと、耐えることの多い時期だったのではないでしょうか。
「7月は駆ける」です。
期末考査が終わったと思えば、3年生はすぐに模試があり、4校合同のスポーツフェスティバル、野球応援、検定・・・・と、1学期のまとめに向かって全力疾走の時期だったのではないでしょうか。
4月は出会い、5月は伸び、6月は耐え、7月は駆ける。そんな1学期ではなかったでしょうか。
それでは夏休みの8月は何でしょうか。「8月は蓄える」になることを期待しています。学習、部活動、ボランティアなどに取り組むとともに、家族と過ごす時間、友達と遊ぶ時間、そして自分自身と向き合う時間も大切にしてください。学力や体力、経験、思い出を十分に蓄え、2学期にはさらに成長した姿を見せてくれることを期待しています。事故やけが、体調管理には十分留意し、皆さんにとって実り多い夏休みとなることを願い、式辞といたします。
始業式に、次のようなお話をさせていただきました。
皆さん、おはようございます。春休みはどのように過ごしましたか。新学年の準備をしたり、リフレッシュしたりできたでしょうか。
さて、今日から2・3年次生133名で、川之石高校の令和8年度がスタートしました。4月は出会いの季節ですが、今年度の本校の1学期の始まりは、いつもとは少し違います。新入生を迎えることはなく、転入してきた教職員も私と教頭先生だけです。皆さんにとっては、新しい出会いが少ないスタートになったかもしれません。しかし、皆さんのことをよく理解し、これまで支えてくださった先生方が、今年も変わらずそばで見守り、サポートしてくださいます。どうか安心して、新しい一年を始めてください。
昨年度2年次生だった皆さんは、いよいよ学校のリーダーとなる3年次生となり、進路と真剣に向き合う、大切な一年が始まります。そして1年次生だった皆さんは、2年次生となり、“慣れる”時期を終えて、これからは“挑戦する”一年にしてほしいと思います。
ここで一つ、皆さんに紹介したいことわざがあります。知っている人も多くいると思いますが、「卵を割らなければオムレツは作れない」です。これは、何かを手に入れたり、成し遂げたりするためには、まず行動しなければ始まらないという意味です。皆さんにとっての“オムレツ”は何でしょうか。就職、進学、部活動での活躍、資格取得、将来の夢に近づくこと……人によってさまざまでしょう。では、そのための“卵を割る”とは何でしょうか。毎日の勉強、厳しい練習、生活習慣を整えること……どれも簡単ではありません。ときには自由な時間が減ったり、疲れたり、努力しても結果が出ないこともあるでしょう。それでも、行動しなければ結果は生まれません。結果はいつも行動の先にあります。失敗を恐れて何もしなければ、成功のチャンスすらつかめません。失敗して落ち込んだ時には、先生や仲間、家族や地域の方々が助けてくれるでしょう。まずは、オムレツをつくる時、卵を割るように、小さな一歩でも踏み出してみてください。
4月は、新しい挑戦を始めるのにふさわしい時期です。皆さん一人一人が、自分の“卵”を割り、実りある一年をつくっていくことを期待して、始業式の式辞とします。