<国体激励の言葉>
福島国体に出場する佐々木さん、浜田さん、矢野さん、出場おめでとう。
加藤一二三さんという人を知っていますか?最近は「ひふみん」の愛称で、バラエティー番組に出ていて、独特のキャラクターで人気があります。
昨年プロを引退した棋士ですが、その風貌や語り口から、本当にプロだったのかと、疑うことがありませんか?14歳でプロになって、事実、名人や王将の位も獲得しています。神武以来の天才と呼ばれたこともあります。
そのひふみんの名勝負に、中原名人と対戦した王将戦があります。激闘が続いた夕暮れ、中原名人が中座した時、ひふみんも席を立ちました。はて何をしたでしょう。反対側、つまり中原名人側から将棋盤を見つめ始めたそうです。その時、絶妙な手が浮かび、その一手で勝利したのです。「ひふみんアイ」と、のちのファンは名付けました。
さて、国体の初戦は、対戦したこともある難敵だそうですね。行き詰まりや諦めを感じてはいませんか?そんな時、いつもと違う目線で見てみると突破口が見つかるかもしれません。冷静に試合展開を見ている自分がいることが大事なのかもしれません。ボールを打ってない時間が大切なのかもしれません。
是非、佐々木アイ、濱田アイ、矢野アイが生まれることを祈っています。
また、このメンバーでの試合はあと何回あるでしょう。これまでの総体や選抜はプレッシャーとの戦いであったと思います。最後かもしれないこのメンバーでの試合、何より、一球、一球を是非楽しんで帰ってきてください。健闘を祈っています。
暖かい書だと思います。人を大事にしたいという思いが感じられます。いかがでしょうか。
江石先生の書です。紙面に合った字の太さ。流れの中に柔らかさがあります。いかがですか。
大洲農高、宇和高校、野村高校にも参加いただき、宮本様、武田様に講義いただきました。実践的内容でした。2年目の取得に向け、意欲的に学べたようです。ありがとうございました。
高月さん、林さん、峯本さん、学習や部活動と両立して頑張りましょう。期待してます。
新生徒会役員、上田君、久世さん、淺野さんが校長室に来てくれました。全校生徒のためになることをお願いします。
(空手道専門部長として)
開会式挨拶
暑い夏が終わり、本日新人大会が開催されます。この夏は、西日本豪雨により県内でも多くの方が被災され、今なお復興半ばというところです。先日は北海道で大きな地震もありました。
まずは、被災された皆様にお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈りします。
皆さんは、この夏、復興ボランティアに参加しながらも、今日の新人戦に向け、各校で、各道場で、技と気力に磨きをかけてきたことと思います。
折しもインドネシアでは、アジア大会が開催されました。荒賀龍太郎選手、清水希容選手、植草歩選手らが活躍する中、私は男子形の、喜友名諒選手に注目しました。
準々決勝から決勝まで、すべて5-0の完璧な試合でした。安定した下半身。動と静、緩急の利いた演武。連続技では、審判を後退りさせるかのような気魄。 後半、肩で息をする選手もいる中、素早い動きでも、少しもぶれません。5-0の数字が示すように、誰が見ても非の打ち所がない演武でした。空手発祥、沖縄育ち、東京オリンピックでも結果を約束されることでしょう。
さて本日の大会では、どの選手が結果を残すでしょうか。6月の県総体の結果からは、注目される学校や選手が予想されますが、上位を脅かす選手もいるようです。
実力が伯仲し、今日の結果で決まる選抜大会のシードが、僅差で、もつれにもつれ、ハイレベルな大会になることを期待して挨拶とします。
閉会式講評
アジア大会で金メダルに輝いた植草歩選手は、順風満帆な空手人生ではなかっようです。
高校までは、練習すればするほどうまくなったのですが、大学では強い先輩ばかり、練習もきつい、何度も退部を申し出て、「もう一週間だけ頑張ってみたら」という顧問の先生の言葉で乗り越えたそうです。
そんな彼女は、「今振り返ってみて、あれは必要な試練だった」と言います。
「空手が強い人は、心が強いと思っています。フィジカルが強くても心に余裕がないと、思うような戦略が使えないし、冷静な判断ができません。心を強くするには、挫折や屈辱から立ち直る経験がないといけないと思うんです。苦しい経験をして、自己分析をして、這い上がろうとする中で、心は鍛えられるんじゃないかって」と植草選手は言います。
今日の試合で結果が出た人、おめでとう。でも強い選手はまだまだたくさんいます。結果が出なかった選手、今が強くなるチャンスです。苦しい経験を積み重ねて、心も技も磨き、また次の大会でお会いしましょう。お疲れさまでした。
空手道のみならず、 どの部活動にも共通するところがあります。皆、頑張りましょう。
<激励の言葉として>
リンカーンという人を知っていますね?アメリカの16代大統領です。奴隷解放に貢献しました。リンカーンがこんなことを言って
います。
「もし、木を切り倒すのに6時間与えられたら、私は最初の4時間を、斧を研ぐのに費やすだろう」どういう意味か分かりますよ
ね。切れない斧でいくら木を切ろうとしても、うまくいきません。
就職試験も同じです。皆さんは、夏休みから履歴書を書き、面接練習にもしっかり取り組んできました。けっして、ぶっつけ本番
ではありません。自信をもって自分をしっかりアピールしてきてください。
でも緊張したら、自分が喋っていることがわからなくなったり、言い間違えたりします。そんな心配がある時は、楽しいことを思
い出しましょう。昨日のテレビはお笑いだったなとか、体育祭は楽しかったなとか。体育祭で校長先生は〇〇〇〇〇したなとか、そ
の程度のリラックスは効果的です。
言い間違えても心配ありません。言いたいことを知っているのはあなただけなのです。面接官はどれだけ覚えているかを期待して
はいません。かえって、詰まりながら言った方がよい場合もあります。
面接の練習だけではありません。皆さんは勉強に、部活動に、ボランティア活動にと、高校生活3年間で十分、斧を研いできまし
た。
さあ、就職試験という大きな樹を、自信をもって切り倒してきてください。(大丈夫、羽ばたけ、川高生!)
先日いただいた厚生労働相からの感謝状について、いつもご協力くださっている保内ライオンズ様にご報告しました。地域の皆様、11/4、川高祭での献血のご協力を、今年もお願いします。