友情証し
2019年4月19日 07時00分
高校違っても採集仲間、また一緒に出掛けるといいですね。
高校違っても採集仲間、また一緒に出掛けるといいですね。
わが家のえびねも咲き始めました。来週には遠足もあります。
4月も、はや第三週目、授業も本格的になって来ました。生徒の皆さん、自学 誠実 審美の精神で頑張ろう。
大正3年4月10日、私立実践農業学校が設立され、本年で105年目を迎えます。生徒の皆さん、伝統の重みと責任、そして期待を感じ勉学に励みましょう。(写真は伊方中学校にある石碑)
春風が桜の花びらを揺らす今日の佳き日に、多数のご来賓のご臨席を賜り、第72回入学式を挙行できますことは、在校生、教職員一同の喜びであります。心よりお礼申し上げます。ただ今入学を許可しました、107名の新入生の皆さん、入学おめでとう。高校生活への希望と期待、不安を胸に、今日の日を迎えたことでしょう。
ここにある校旗をご覧なさい。実践農業学校に始まり、川之石高等女学校、そして川之石高等学校、この間本校は、社会に有意な人財を送り出してきました。この3つの校旗が、105年目の歴史の重みと使命を物語っています。
さて、そういった先輩方に続くべく、皆さんは本日より勉学や部活動に励みます。そこでその心得えをお話しします。
去る2月22日、歴史的快挙がありました。惑星探査機ハヤブサ2が、小惑星リュウグウに着陸し、タッチダウンと共にサンプル回収にも成功しました。地球から3億キロ、3年余りかけて、半径3mにピンポイントで着陸したのです。宇宙開発技術の粋を極めたミッションの成功に世界が沸き立ちました。さて、リュウグウ到着までの間、地球との交信が切れ目なく行われ、言わばJAXAの指令通り飛行を続けたハヤブサですが、リュウグウの地上45mに達してからの41分間、ハヤブサは自立飛行に切り替えていました。機体に迫る危険を正確にキャッチするために、地球との交信を捨てたのです。まるで知能を持った生き物のように、自らを安定飛行させ、異常をキャッチするとリボートと言って、緊急上昇することも覚えていました。リュウグウの地表面の複雑さに対応するために、自らの機体を傾けることも判断しました。つまり従順に信号に従うことと、自分で判断することで、タッチダウンに成功したのです。
このことを皆さんの高校生活に置き換えるとどうでしょう。これから始まる本校総合学科ならではの系列学習、毎日の学習の中で先生方から新しい知識を貪欲に吸収しなればなりません。そしてハヤブサのように自分で考え判断し、ここぞという時、挑戦することも必要です。ハヤブサと違うところがあるとすれば、それは、知識・技術の吸収と判断・表現の場面が、ひとつの授業・部活動の中で常に混在することです。
3年後、皆さんが本校を卒業するときには、確かな知識、技術の上に、考え抜く力、考えた結果を伝える力が求められます。それが令和に求められる、生きる力です。
ハヤブサ2が偉業を成し遂げられたのはなぜでしょう。それは、リュウグウの岩石に有機物が存在すれば、生命誕生の謎が解明できる。地球上の生命はどこから来たのか、仮説を検証できる。45億年前に地球が誕生したことを考えれば、ハヤブサの偉業は45億年かけた謎への壮大な使命と目的があったから成し遂げられたと言えます。皆さんも3年後、本校を飛び立つ日が来ますが、今日この時に、自らの目的を明確にして、そしてぶれることなく高校生活のミッションを果たしましょう。
結びに、保護者の皆様。お子様の入学おめでとうございます。本日お子様をお預かりします。ハヤブサが頼りにしていたJAXAのように、しっかり教え導く場面と自立を促す場面を、教職員は指導して参ります。過保護、過干渉にならず、ましてや自由、放任にならず、日々お子様との望ましい距離を、学校と連携する中で確め、充実した高校生活になりますよう、そして3年後、逞しい巣立ちが訪れますようお願い申し上げます。
ご出席のすべての皆様に、本校に対するご支援とご協力を賜りますよう、お願い申し上げて式辞といたします。
始業式式辞
昨年度、3学期の終業式では、北門のベニカナメモチのお話をしました。二十日間で紅が一層深くなり、一段と生長したように感じます。春休み中には学習や部活動にシッカリ取り組み、さらに成長した皆さんに、また元気に会えてうれしく思います。
春休みに、ある有名な女性が初めて日本に来たのを知っていますか。初来日したのは、人権運動家のマララユスフザイさんです。教育が武装勢力によって抑圧されていることをブログで告発したとして、銃撃を受けた方です。
しかしその抑圧に負けず「すべての子供は教育を受ける権利がある」と訴え続けて、ノーベル平和賞を受賞しました。今は21歳ですが、銃撃された時は15歳、そして史上最年少の17歳でのノーベル賞でした。ちょうど皆さんの年齢にあたります。
彼女が日本に来た目的は、「貧困や紛争を防ぐために教育が大切であること、特に女子教育の重要性」を国際会議で訴えるためでした。なんと1億3千万人の女性が学校に通えていないということです。1億3千万人といえば、日本の人口に相当します。
皆さんはこの現状をどう思いますか?自分たちを振り返った時「私は勉強してます」と胸を張って言えるでしょうか。明後日、予定されている課題テストや、いよいよ本格的に始まる専門の授業の準備はできているでしょうか。すでに始まったスタディサポートの進学補習は全力で受けていますか。
進路実現のためには、3年次は1年後の自分、2年次は2年後の理想の自分、その姿を見失わず、結局は今日一日をしっかり取り組むしかないのです。
もうひとつ。マララさんの活動をどう思いますか?皆さんは武装勢力に立ち向かう勇気はありますか?私はそんな大それたことはできません。銃声が響く中でも彼女にそうさせたもの、それは、一言でいえば平等博愛、人権尊重の信念でしょうが、やはり他人を大事にする、人としての優しさ、思いやりの深さがそうさせるのでしょう。
3学期の終業式では、友達や仲間を大事にしてほしいというお話、正岡子規と夏目漱石の話もしました。覚えていますか。
人は認め合うもの、人は尊敬し合うもの、時に競争も必要ですが、足りないところを補い合うものです。新年度の始まりに当り、このことを皆で確認して式辞とします。
四国最西端、佐田岬で思うこと、やはり学校のこと地域のことです。来週は始業式そして入学式、皆元気に登校しましょう。
保内児童センターと保内保育所の二つの機能を持った施設が誕生しました。本校生徒も有意義に活用させていただきたいです。
d-20190401-001 愛媛新聞3月31日9面 16人全員合格の夢開花
福祉サービス系列卒業生、全員合格おめでとうございました。よく頑張りました。この夢は皆さんの夢でもあり、福祉科の先生方の夢でもありました。今年度も頑張ってくれることでしょう。羽ばたけ、福祉サービス系列!
いつも素敵な演奏ありがとうございます。突風に悩まされての演奏会でした。