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令和4年度 中学生一日体験入学

2022年8月2日 19時18分

 8月1日(月)に、本校で令和4年度 中学生一日体験入学を実施しました。南予を中心として各地域の中学校から、多くの生徒さんをはじめ、保護者や教員の方々にご参加いただきました。その皆様に、次のような話をいたしました。

 本日は川之石高校「川高」の一日体験入学にご参加いただき、誠にありがとうございます。心からお礼を申し上げますとともに、皆様を大歓迎いたします。
新型コロナウイルス感染症の急速な感染拡大に伴い、感染防止の観点から、体験入学の内容を一部変更させていただき、この開会行事も放送にて行います。皆様に直接お話できないことはとても残念ではありますが、どうかご理解をいただきますよう、お願いいたします。
 さて、7月12日に、愛媛県県立学校振興計画案が公表されました。テレビや新聞でも報道されましたので、ご存じの方もおられことと思いますが、計画では、4年後の令和8年度に、川之石高校、八幡浜高校、八幡浜工業高校の3校が統合されて1校になる案が示されました。計画案は、地域説明会などを経て、令和5年1月頃に正式に決定されると聞いています。ただ、もし計画案どおりになったとしても、令和8年4月の新入生から統合校の1年生となりますから、令和5年4月に高校1年生となる現在中学3年の生徒の皆さんにとって、高校在学中の3年間は今の状況と同じで変わりはありません。心配をなされずに、進路について考えたり勉強に励んだりしてください。
 今日は、本校の生徒や教職員だけでなく、校舎の前に聳え立つ「ヒマラヤスギ」も皆さんをお迎えしました。ぜひ、少し離れた場所から、ゆっくりとご覧になってください。創立108年目を迎える、伝統ある本校の歴史とともに、川高を見守ってくれている本校のシンボル・ツリーです。その大きく威厳に満ちた美しい姿に私は圧倒され、魅了されました。そして、昨日と今日とでは見分けがつかないほどの少しの成長を100年間続け、今の姿となったことに深く感動しました。このヒマラヤスギのように、本校では、毎日の授業や学校行事、部活動など大事にすることをとおして、いつも基礎・基本に立ちかえり、小さなことやさりげないことを大切にし、相手の気持ちを思いやることのできる生徒を育てています。 
 そのような川高の特長を表すキャッチフレーズは、皆さんにお配りした、緑色の表紙の学校案内パンフレットの表紙にある、「新しい自分がみつかる」学校です。本校は、県内に3校ある総合学科の県立高校の一つとして、生徒一人一人が自分の興味・関心や能力、適性とじっくりと向き合い、希望の進路を見付け、意欲的に学習できる環境を整えています。
 学校案内パンフレットには、本校が県立高校では唯一の福祉系高校であることや、農業科目を多数用意して農産物の生産・販売だけでなく加工品の生産・販売も行う中で最先端の取組を実施していることなど、入学後に、六つのコースに分かれて専門的な学習ができることを詳しく書いています。ぜひ、ゆっくりと読んでください。
 この後、生徒会の生徒たちによる学校紹介の後、授業を体験していただいたり部活動を見学していただいたりします。新型コロナウイルス感染症や熱中症の対策に努めておりますが、生徒の皆さんは、どうか十分に気をつけていただき、少しでも体調に不安を感じた場合は決して無理をなされず、近くにいる本校の教職員に遠慮なく声をかけてください。
 本日の「一日体験入学」が、皆さんに川高を知っていただく機会となり、進路選択の参考となりましたら、とてもうれしく思います。終わりに、生徒の皆さんが、この夏休みと2学期以降の学校生活において、ご自分の進路実現のために充実した毎日を過ごされることを心から願い、あいさつといたします。