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令和4年度 第1学期始業式 あいさつ

2022年4月9日 10時57分

 4月8日(金)、体育館に新2年次生と新3年次生、教職員が集い、令和4年度第1学期始業式を行いました。式辞の中で、生徒たちに次のように語りかけました。

 令和4年度の新学期が始まります。3年次生は高校生活のまとめの一年です。授業や部活動、学校行事など一つ一つ丁寧に取り組みながら、自分の希望する進路を考え、選び、挑戦し、実現させてください。2年次生は、中心的な役割を担い、上級生を助け下級生を支えながら、誰にでも優しく接して、生き生きとした学校生活を送ってください。
 新型コロナウイルス感染症は、第7波への警戒が高まっています。生徒の皆さんは、これまでの基本的な感染回避行動を徹底して実践してください。特に、マスクの着用はとても効果があり、熱中症に気をつけながら、登下校や部活動の休憩のときなども、できるだけマスクをしてください。感染回避行動は、自分自身を守るだけでなく、身近な家族や友人はもちろん、授業や行事、大会が近づいている部活動などの教育活動を守ることにもつながります。皆さんの自主的で積極的な取り組みを強くお願いします。
 さて、先月の第3学期終業式の中で、ある話をしました。本校の卒業生に、「あなたにとって、先輩から受け継ぎ後輩につなぎたいバトンは何ですか」ときくと、「努力を続けるということです」との答えが返ってきた、という話です。皆さんには、そのバトンを握りしめて勉強や部活動に一生懸命に取り組み、いつか同じように、そのバトンを後輩たちに渡してもらいたいと思っています。
 そして、努力を続ける中で、心がけてほしいことがあります。それは、周りの人の気持ちを想像する、ということです。いつも自分のことだけを考え、常に自分を優先していると、周りの人の気持ちや状況などを想像できる、心の広さや深さがなくなります。皆さんには、誰かが、皆さん自身の気持ちや状況を想像してくれた上で、皆さんに寄り添った言葉がけや行動をしてくれた、という経験はありませんか。私は、ありました。そして、その人を心から尊敬して憧れましたし、自分も、そうありたいと強く思いました。自分がされて嫌なことは人にはしない。自分がされてうれしいことを人にもする。これは、人間の大切なルールです。
 皆さんが、周りの人の気持ちなどを想像しながら自分の目的に向かって努力を続け、自らの夢や希望をかなえることを願い、応援し、第1学期始業式の式辞とします。