ブログ

第2学期 校内球技大会

2021年12月14日 17時12分

 12月13日(月)に第2学期校内球技大会を実施しました。グラウンド、体育館、卓球場及び武道場を会場とした四つの種目(サッカー、硬式テニス、バドミントン及び卓球)に分かれた生徒たちは、それぞれに熱戦を繰り広げ、競技を楽しんでいました。開会式と閉会式で、次のような話を生徒たちにしました。

【開会式】
 皆さん、おはようございます。今日の球技大会を楽しみにしていた人は多いでしょう。私もスポーツが大好きで、自分でプレーをするのも他の人のプレーを観るのも楽しんでいます。「スポーツ」という言葉の由来や起源が、「気持ちを移すこと」すなわち気分転換からきているという話を以前に聞き、なるほど、と思った記憶があります。スポーツをしているときは心と体が集中していて他のことが気にならず、体を動かせば気持ちまでも高揚して清々しい気分になるからです。皆さんもそれぞれ競技に参加し、心と体をリフレッシュしてください。
 スポーツが楽しいのは何故か。同じ勝利を目指し競い合う相手がいて、ルールがあり、それ守るための審判がいるからだ、と私は思っています。競技に真面目に取り組まず、ルールもなく、あってもそれを守らなければ、きっと、つまらないものとなり、スポーツではなくなるでしょう。
 そこで、皆さんにお願いです。対戦相手を敬いルールと審判を尊重して試合に臨んでください。そのためにも、十分な備えをしてケガを防ぎ、時間を守ってください。そして、これまで同様に3密を避け、試合中を除いて、声を出しての応援や友達と話しをするときはマスクを着け、手指消毒をしっかりと行うなど、新型コロナウイルス感染症の予防に努めてください。
 「心と体をリフレッシュする」、「相手を敬い、ルールと審判を尊重する」。このことを心にとめ、今日一日を有意義に過ごしてください。皆さんが生き生きとプレーされることを期待して、開会のあいさつとします。

【閉会式】
 皆さん、競技を楽しみ、心も体もリフレッシュできましたか。すべての会場をまわり、皆さんの生き生きとした姿を観て、とてもうれしい気持ちになりました。そして、「スポーツはいいなぁ」と改めて思いました。
 開会式のあいさつの中で、スポーツは、競い合う相手がいて、ルールがあり、審判がいるからこそ楽しいという話をしました。中でも、球技種目は特に、仲間と連携し、一緒になって勝負を競う楽しさや喜びを味わうことができます。本校が、「スポーツ大会」ではなく、「球技大会」の名称を使ってきたのは、「よい仲間づくり」を大切な目的の一つにしているからでしょう。  
 いろいろな大会の選手宣誓の中で、「スポーツマンシップにのっとり、正々堂々と戦う」という言葉が使われます。それは、相手を敬い、ルールと審判を尊重して戦うこと、そして、もし負けても、卑屈にならず、相手を称え、次に向かって進むこと、それらを選手たちを代表して誓っているのだと思います。
 皆さん、仲間と一緒に楽しんだ球技大会を通して学んだことを、どうか今後に生かしてください。最後になりますが、大会の準備や運営に協力してくれた生徒の皆さん、本当にありがとうございました。感謝の気持ちをお伝えして閉会のあいさつとします。