第2学期始業式
2025年9月17日 08時17分2学期始業式の校長式辞として、次のような話をさせていただきました。
皆さん、おはようございます。今日から2学期です。
休み前には、とても長く感じていた夏休みも、部活動や補習、家庭の行事などで忙しく、あっという間に終わってしまった、と感じている生徒の皆さんも多いのではないでしょうか。
夏休みが忙しいのは先生方も同様で、夏休み中には、皆さんのために役立てられるよう、最新の知識や授業の方法などについて、先生方が勉強するための研修や会議などが多く開催されます。
私も、そのうちのいくつかに参加させてもらいましたが、今日は、その中で聞かせてもらったお話のうち、皆さんにも聞いてほしいと思ったものを、少し紹介したいと思います。
まず一つは、中四国の農業の先生方が集まる会議で、岡山の先生から聞いた、「人生は3万日。有限だ。」というお話です。計算すると、82歳で3万日、16歳と半年で6千日になります。皆さんは、3万日のうちの6千日を生きたことになります。
岡山の先生は、「限られた時間だからこそ、最高のものを追い求めてほしい。」と述べられていました。
二つ目は、全国の福祉の先生方が集まる会議で、ジャパハリネットというバンドのギタリストで理学療法士の中田衛樹(なかた ひろき)さんから聞いた、「やる前からあきらめず、チャレンジしてほしい。」というお話です。無理だと思っても、まずはやってみる。失敗することで、目標との差が明確になり、成功のために何をすべきか分かるから、とのことでした。
ちなみに、この福祉の全国大会は、本校の福祉の先生方が事務局となって開催しました。北海道から沖縄まで、福祉の先生など約250人、文科省など国レベルの来賓の受入れ。会場となる県民文化会館やホテルの借り上げ。スポンサー企業の広告集め、などの準備を、この川高の福祉の先生方が、他教科の先生方と力を合わせて成功させたのは、大変なチャレンジであり素晴らしいことです。皆さんにも紹介しておきます。
最後に、本校の同窓会で、参加者の女性の方から聞いた、「玄関前のヒマラヤ杉は、私の母たちが植えました。」というお話です。本校のヒマラヤ杉が、本校の教員であった方の農園から移して植えられた、ということは、川高の歴史をまとめた記念誌を読み知っていましたが、実際に、その娘さんと会うことができ、知識としてだけでなく、本校の歴史を肌で実感することができました。
皆さんにも、この歴史ある、川高の生徒としての誇りを持って、学校生活を送ってほしいと思います。
以上、まとまりのない話になりましたが、皆さんの2学期が充実したものとなり、また、そのために、私たち教職員が役立てるよう期待して、式辞とします。