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介護福祉士国家試験受験生への激励

2025年3月4日 10時20分
校長室より

介護福祉士国家試験受験生への激励として、次のようなお話をさせていただきました。

皆さん、こんにちは。皆さんが、今週末の日曜日、介護福祉士国家試験を受験されると聞きましたので、一言、応援の挨拶をさせてもらいます。

皆さんは、福祉系列を選択して以降、長い間、勉強と実習に励んできました。特に試験が迫ってからは、8限目までの授業、土日祝日も登校して勉強、お正月も4日から補習に参加するなど、最大限の努力を、積み重ねてきたことと思います。

これまでの努力を信じ、自信を持って、その上で、取りこぼしがないよう、試験の直前まで勉強を続けてください。

私も、おととい、金子先生からお話を聞いて今日の挨拶をさせてもらうことになった時に、その試験がどのようなものか、過去問を見てみました。問題は5者択一で、125問あり、午前中に100分、午後に120分かけて解答すると知って、大変な試験であることが分かりました。

そして、その問題を見て、確かに、法律の内容や、専門用語、正しい手順や数値など、介護の知識や技術を問う問題が多いのは当然ですが、介護を必要とする方に接する際の、態度や姿勢、声掛けや質問の仕方、家族への配慮など、介護に携わる者としての、心がまえや思いやり、といった、人間性や適性を問われる問題も、多く出題されているなと感じました。

これまで、多くの施設等で実習を積んできた皆さんは、知識や技術はもちろんのこと、何よりも大切な、介護を必要とする方へ接する際の心がまえや思いやりを身に付けています。試験当日は、緊張するかもしれませんが、そのような時にこそ、これまで、実習を通して学び、身に付けてきたことを思い出し、自信を持って、落ち着いて、最後まで頑張ってください。

介護福祉士は、高齢社会において、ますます重要な役割を担っていく職業です。皆さんが介護福祉士試験に合格し、多くの人々の生活を支え、豊かなものにしていってくれる人材となることを期待して、激励の挨拶とします。