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110周年記念体育祭

2024年9月10日 16時57分
校長室より

本校110周年記念体育祭の開会式と閉会式で、次のような趣旨の挨拶をさせていただきました。

【開会式】

皆さん、おはようございます。本日は、川之石高校、110周年、記念体育祭を、御来賓の方々、保護者の方々、地域の方々の御観覧の下、盛大に開催できますことを、心から、嬉しく、また、ありがたく感じています。

さて、体育祭は、選手の力や、団のチームワークを発揮する場であると同時に、過去の先輩方の伝統を、引き継いでいく場でもあります。

私は、今年、110周年を迎えるに当たって、本校の歴史を、紐解いてみたのですが、本校の前身である、伊方農業学校と川之石高等女学校の、  第1回運動会が、昭和16年に開かれたとの記録を見つけました。

昭和16年と言えば、太平洋戦争が始まった年であり、強い国づくりのための運動、という側面があったようです。

そのような時代の中で始まった本校の運動会が、激動の時代を超え、その時代その時代の川高生たちが、全力で躍動し、青春を謳歌する行事となり、昭和、平成、令和と受け継がれてきた、そう考えると、今日、青空の下、皆さんと一緒に、体育祭を迎えられることのありがたさを、一層、強く感じます。

皆さんも、川高の長い歴史の中で、今日という同じ時間を、仲間たちと共有できることの意味を、しっかりと感じ、大切にして、その大切な思いを、また来年へと引き継いでいってください。

皆さんにとって、思い出に残る、素晴らしい体育祭となることを期待して、挨拶とします。

【閉会式】

皆さん、素晴らしい体育祭でした。

私は、1学期の体育祭の結団式で、皆さんに、体育祭を通して、「団の勝利」を目指すことはもちろん、「自分の力」を出し切る強い意志や、「相手の気持ち」を思いやるやさしさ、などを身に付けてほしいとお願いしました。

本日の体育祭を見て、このお願いは、十二分に達成されたと感じています。心から拍手を送りたいと思います。

準備期間から今日まで、体育祭という一つの目標に向かって、みんなが一致団結して頑張った、という貴重な経験の中で、感じたことや学んだことを、明日からの学校生活に生かしてください。

最後になりますが、本日、生徒たちを、温かく見守っていただいた、御来賓、保護者、地域の方々に、心から感謝申し上げ、閉会の挨拶といたします。本日は、ありがとうございました。