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第2学期始業式

2024年8月28日 10時37分
校長室より

第2学期の始業式で、次のようなお話をさせていただきました。

皆さん、おはようございます。今日から2学期が始まります。皆さん、夏休みをどう過ごしたでしょうか。

私は、休み前にお話しした、石原家の菩提寺である、龍潭寺(りょうたんじ)に、お参りをしてきました。

ついでに、近くにある、四国第2位の産出量を誇った、雨井(あまい)の銅鉱山の跡や、八幡浜の、舌間(したま)の海の鳥居など、本校の周辺で、気なっていた場所も、見て回りました。

何かやろうと思っていたことを、実際にやれると、それが簡単なことであっても、すっきりして気持ちがいいものです。

そして夏休みには、パリオリンピックがありました。海外オリンピック、最多のメダルを獲得するなど、日本選手が活躍しましたが、皆さんは何の競技が記憶に残っているでしょうか。私はテニスが好きなので、ジョコビッチ選手の金メダルが印象に残っています。

また、メダルは取れなくても、強い印象を、残してくれた選手たちもいました。

例えば競泳の池江 璃花子(いけえ りかこ)選手は、本人が、「病気がなければ世界記録を出せていたはず」と振り返るぐらい好調であった2019年、高校3年の冬に白血病を発症。つらい治療を乗り越え、2021年の東京オリンピックに、リレーで出場。

その後も代表落ちなどを経験しながらも厳しい練習を続け、今回は個人種目でのパリオリンピック出場を果たしましたが、決勝進出はできませんでした。

彼女は、次のロサンゼルスオリンピックを目指す、とのことですが、みなさんご存知のように、オリンピックは4年に1度の開催です。彼女に限らず、オリンピックを目指す選手たちは、次の大会での、何分、何秒かの戦いのために、4年間、ほとんど、マスコミにも取り上げられない時期を、黙々と頑張り続けるのです。

アスリートというのは厳しいなと思いますが、考えてみると、高校生にとっても、日々の頑張りの成果を、部活動の大会、就職試験、入学試験という、本番のいっときで、発揮しなければならないのは、一緒です。

1年次生、2年次生、3年次生、それぞれで、これから目標とする大会や試験までの時間は違いますが、一人一人が、自分の目標を立て、計画的に、努力を続けてほしいと思います。

今日から始まる2学期は、学期の中で一番長く、また行事も多い学期です。目の前の定期考査や学校行事といった短期的な目標に取り組みつつも、それだけにとらわれず、卒業までの長期的な目標を見据えた頑張りを続けてください。

皆さんの2学期が、充実したものとなり、また、そのために、私たち教職員が役立てることを期待して、式辞とします。