第1学期始業式
2024年4月10日 12時24分川之石高校も2年目となりました。校長の矢野重禎と申します。今年度もよろしくお願いいたします。
令和6年度、第1学期終業式の式辞として、次のような話をさせていただきました。
改めまして、皆さん、おはようございます。今日は、令和6年度、第1学期の始業式です。
先日の、終業式から、まだ二十日、離任式からでは、まだ十日ほどしか経っていませんが、あの時に2年次生であった皆さんは、学校のリーダーとして下級生を導く3年次生に、1年次生であった皆さんは、学校の中核として活躍する2年次生になりました。そして、明日には、新しい1年次生が入学してきます。
季節は巡り、毎年同じことの繰り返しに見えるけれど、その間に、人も自然も、少しずつ、しかし、着実に成長しているのだ、という話を何かで読みましたが、皆さんの様子を見ると、本当にそう思います。
さて、そのように、成長の可能性あふれる皆さんに、先日の終業式では、花の呼び名を例にして、「言葉には力がある。言葉を大切に使ってほしい。」というお話をしました。
明日、入学してくる1年次生の中には、新しい環境で、不安を感じている人も、いると思います。分からないことがあったり、困っていたりする様子を見かけたら、皆さんの側から、言葉をかけてあげてください。その言葉により、力づけられる1年次生が、必ずいます。
どのような言葉をかければよいか、迷うかもしれませんが、そのような時には、自分が相手の立場だったら、どのような言葉をかけてほしいか、考えてみましょう。
逆説的に聞こえるかもしれませんが、相手を大切にできる人は、自分自身を大切にできる人だと思います。自分自身を大切にするからこそ、相手から大切にされるとは、どのようなことなのか、どのようなときに大切にされたと感じるのかを、理解できるのではないでしょうか。
今年度、3年次生の皆さんは、進路決定の年次として、2年次生の皆さんは、その準備の年次として、大切な年を迎えます。皆さん、自分自身の気持ちや、将来の夢を大切にしてください。そして、自分自身の気持ちや夢と同じように、相手の気持ちや夢を、大切にできる人になってください。
皆さんが、お互いの夢の実現に向け、互いに励ましあい、応援しあえるような仲間として、成長していくことを期待して、第1学期始業式の式辞とします。