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第2学期始業式

2023年8月25日 10時37分
校長室より

第2学期始業式の式辞として、次のような話をさせていただきました。

 皆さん、おはようございます。

 今日から2学期が始まります。皆さん、夏休みを、どう過ごしましたか。振り返って、「やりきったぞ。」という充実感を感じることができているでしょうか。

 私は、皆さんの夏休み中の頑張りのうち、学校を通したもの、しかもそれを、主に先生方からの報告書という文章でしか知ることができませんが、それでも、補習への出席や、資格取得のための検定試験への挑戦、部活動の大会や練習試合への出場、地域のお祭りなどイベントへの参加、地域の子供たちへのボランティア活動、など、皆さんが、多くの場面で頑張ったことが伝わってきます。

 また、学校や先生方が知らないところで、自主的な勉強やトレーニング、おうちの手伝いや家族の手助けなどで頑張ったぞ、という人もいるでしょう。

 2学期は、1学期からこの夏休みにかけての皆さんの頑張りが、結果として現れ始める時期だと思います。ただ、その結果が、いつ現れるのか、明日なのか、それとも何か月も先なのか、それは誰にも分かりません。

 これは、勉強面でも運動面でも言えることですが、頑張りを、10、20、30と積み重ねたから、その結果も、10、20、30と同じペースで現れてくるかというと、そういうものではありません。

 頑張っても頑張っても、結果が出ない時期が、しばらく続いて、ある時期が来ると、ポンと結果が現れる、そしてまた、頑張っても結果が出ない時期が続いて、またポンと結果が現れる、勉強や運動の成果は、このように、階段のような形で現れてきます。

 もしかすると、皆さんの中には、自分の頑張りが、なかなか結果につながらず、くじけそうになっている人がいるかもしれません。でも、頑張っても結果が出ない時期というのは、その間に、次の段階に進むための力を蓄えている時期なのです。結果として現れないだけで、力は確実に身に付いています。

 自分の頑張りは、自分が一番よく分かると思います。自分の頑張りの結果が現れる日を信じて、日々、やるべきことを、その結果が出る、出ないにかかわらず、やり続けてください。教職員一同、皆さんの頑張りを、全力で支えていきますので、迷ったときは、いつでも頼り、相談してください。

 皆さんの2学期が充実したものとなり、またそのために、私たち教職員が役立てることを願って、式辞とします。