県高校総体に出場する選手の皆さんへ(壮行会でのエール)
2021年6月4日 19時10分6月4日(金)の4時限目に、県高校総体壮行会をリモートで実施しました。会の中で、大会に出場する選手の皆さんに、次のような話をしてエールをおくりました。
第75回愛媛県高等学校総合体育大会が、いよいよ開催されます。本校から出場する95名の選手の皆さんには、それぞれの競技種目において、これまで毎日、鍛え・高め・磨いてこられた、体力・精神力・競技力を存分に発揮してほしいと、心から願っています。
壮行会に当たり、二つのことを話します。私の後ろに飾ってある扁額を見てください。「気魄」という文字が大きく書かれています。伝えたいことの一つ目は、まさしく、この気魄をみなぎらせて試合に臨んでほしい、ということです。本校のヒマラヤスギを思い浮かべて気持ちを落ち着かせ、「力強く相手に立ち向かっていく精神力」を持ち、「相手を圧倒するような気合」を自らに入れ、魂のこもった試合を、一つ一つやりきってください。
去年の県高校総体は中止となりました。昨年度の本校生徒会誌『たちばな』に、ある体育部の生徒の、次のような言葉が載っています。「3年次の先輩方のやり切れなかった悔しい思いを」「1、2年次が受け継ぎ、新チームとなりました。」皆さんに伝えたいことの二つ目は、「昨年出場がかなわなかった先輩方の思い」を感じ取ったときの自分の気持ちと、一方で「今年の県高校総体で試合ができる喜び」、その両方を、弱気になりそうな自分を奮い立たせる「力」に変えてほしい、ということです。加えて、新型コロナウイルス感染症が懸念される中、部活動にかける皆さんの思いを大切にしたいと、皆さんを支えてこられた家族や指導者、大会の準備を進めてこられた関係者などに感謝し、その気持ちも同様に、自分の「力」に変え、試合に臨んでください。
今年の県高校総体のスローガンは、「繋(つなぐ)~あの日渡せなかったバトンを、今~」です。皆さんに渡された「バトン」の一つは、最後まであきらめずに自分の力を出し切る、川高伝統の「ひたむきさと粘り強さ」です。そのバトンを、さらに次の生徒たちにも、つなぐことができるよう、精一杯、頑張ってください。大会を通じて、皆さんが大きく成長されることを期待し、あいさつといたします。