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第1学期 校内球技大会

2021年7月9日 19時05分

 7月6日(火)に第1学期校内球技大会を実施しました。生徒たちは、体育館で開会式を行った後、本校のグラウンド・体育館・卓球場・武道場、保内体育館、神越公園グラウンドを会場として、ソフトボール、バレーボール、卓球、ボッチャの4種目に分かれ、熱戦を繰り広げました。体育館での閉会式では、成績発表の後、各種目の優勝チームが表彰されました。その開会式でのあいさつと閉会式での講評にて、次のような話をしました。

【開会式】
 今日の校内球技大会を楽しみ、思い出に残る行事にしてください。そのためにも、三つのことを忘れないでください。
 一つ目は、「自己管理をする」ということです。大会は四つの種目に分かれ、校外の体育館やグラウンドも利用されます。自分の出場する種目の場所や開始時刻などに気を付けてください。また、熱中症の予防を最優先しながら、3密を避け、試合中を除き、声を出しての応援や友達と話したりするときはマスクを着用し、手指消毒をしっかりと行うなど、新型コロナウイルス感染症の予防にも注意を払ってください。
 二つ目は、「感謝する」ということです。大会の開催に当たって、さまざまな準備をしてくださり、今日の試合中にも用具の管理や審判等をしてくださる先生方や友達に対して、感謝の気持ちを持って試合に臨んでください。
 三つめは、「助け合う」ということです。チームメイトと助け合いながら、スポーツを楽しんでください。 その結果として、試合の中で一緒に一喜一憂でき、素敵な思い出になるのです。勝利にこだわるあまりに、仲間を非難したりしてはなりません。この大会では皆さんに、助け合い励まし合うことのすばらしさも体験してほしいのです。
 いま話をした、「自己管理をする」「感謝する」「助け合う」、この三つのことを思い出しながら、今日一日、けがなどに十分気を付けながら、有意義に過ごしてください。それぞれの種目で、皆さんが力を発揮されることを願っています。

【閉会式】
 皆さん、球技大会を楽しめましたか。すべての競技場をまわりながら、ファインプレーを見るまではその場所にとどまる、と決めていましたが、ファインプレーの続出で、驚くやら感心するやらで、私も楽しみました。そして、一生懸命に試合をしている、みんなの姿を見ながら、とてもうれしくなりました。ありがとうございました。
 開会式のあいさつで話した三つのこと、「自己管理をする」「感謝する」「助け合う」は、今後も、さまざまな行事や場面で思い返してください。そのことによって、ものごとがうまく進むだけでなく、きっと、皆さん自身の心が豊かになります。
 私も、高校時代のソフトボールの試合で、忘れられないことがありました。最終回、自分のチームが攻撃の番で、ランナー二塁のサヨナラの場面です。私の前のバッターがヒットを打ち、二塁ランナーが三塁を回ったとき、出番を待っていた私はとっさに、「止まれ」と大声を出してしまいました。ランナーは急いで三塁に戻ります。実際にホームまで進んだとしても、アウトかセーフかはきわどいタイミングでしたが、次のバッターボックスに立ちたい、試合を続けたいという気持ちが、つい言葉となって出てしまったのです。
 当然、チームメイト達は、勝利目前だったので驚き、「お前、絶対に打てよ。」とか、「打たなんでみぃ。」などと、私に向かって叫んでいました。でも、その表情は、あきれたり怒ったりしたものではなく、笑ったり楽しんだりしている風でした。私自身も、わくわくしながら打席に立ちました。その時のチームメイトの優しさと、みんなで楽しもうとする雰囲気を、何十年もたった今でも思い出し、ほっとすることがあります。
 皆さんもぜひ、さまざまな行事を通して、友達と一緒に楽しさや喜びを共有する体験を重ねてください。最後になりますが、大会の準備や運営に協力してくれた生徒の皆さん、本当にありがとうございました。