第1回防災退避(津波避難)訓練
2021年7月16日 13時36分 7月7日(水)に、第1回防災退避(津波避難)訓練を行い、避難の際の心構えや態度を確認したり見直したりすることができました。訓練の終わりに消防署員の方から講評をいただいた後、次のようなあいさつをしました。
今日の防災退避訓練に、平成30年7月の西日本豪雨災害のことを思いながら臨みました。御指導をいただいた八幡浜地区施設事務組合消防署の方々には、心からお礼申し上げます。ありがとうございました。私たち生徒・教職員全員で、消防署員の方からいただいた貴重な御助言を生かし、一人ひとりの命を守りましょう。
津波避難の際に、大声で周囲の人に危険を知らせることは大切なことです。一方で、おしゃべりをしながら避難することには問題があります。避難時には、放送等による指示や注意喚起を聞き逃さず、危険を察知する感性を高めておくことが必要ですが、おしゃべりに夢中になることは、それを妨げてしまいます。今、体育館に来るまでに、おしゃべりをしてしまった人がいれば、そのことを再認識してください。
訓練では、さまざまな状況を想定しながら、とるべき行動を考えることも大切です。パニック状態、渋滞や事故、道路の寸断、火災などが起きた場合、どこへどのように逃げるのか。「自助」と「共助」という言葉があります。自助すなわち、自分の身体や命を自分の努力によって守ること。共助すなわち、地域や近隣の人同士が協力し合い、自分たちのまちを、自分たちで守ろうとすること。その両方の観点から、とるべき行動を考えてみましょう。
その、共助にかかわることとして、この訓練の後、本校3年次生の河野悠大さんと村上圭吾さんに対し、八幡浜市内での火災において初期消火等に協力した功績が称えられ、八幡浜地区施設事務組合消防署の消防長様から感謝状をいただきます。本校としても、とても名誉なことであり誇らしいことです。最後に、そのことを皆さんにお伝えします。