天を指す青い鼓動 ―若葉の風と青い松ぼっくり―
突き抜けるような青空が広がり、キャンパスには若葉の香りが清々しく通り抜けています。
ふと見上げれば、ヒマラヤスギの枝先に「青い松ぼっくりの実」が、天を指差すように凛と立っています。
この時期ならではの瑞々しく、力強い青い芽。その重力に逆らって真っ直ぐに伸びようとする姿は、
今、中間考査に向かって勉強に励む生徒たちの姿と重なって見えます。
校庭の片隅では、アジサイが小さな粒のような実(蕾)を蓄え、次の季節へ向けて静かに準備を整えています。
今はまだ、花が咲く前の「蓄え」の時期。
しかし、光を浴びて一日ごとに深まる緑のように、生徒たちの努力もまた、目には見えずとも内側で確かな実りを結ぼうとしています。すがすがしい気候の中、光と風をまとうこのキャンパスで、一歩ずつ着実に歩みを進める生徒たちを、木々と共に見守っていきたいと思います。 文・写真 かわこう旅人(たびと)